【祝25周年】自己のイデアを絶やさない不断の挑戦!究極の進化を遂げた『SPiRiTRiAL 2023 edition』に浸れる喜び!!

「人生における最大の栄光は、決して転ばないことにあるのではない。何度転んでも起き上がることにあるのだ」

これは、南アフリカ解放の父ネルソン・マンデラの言葉である。
この言葉通りに、一度は駄目になってしまったような事柄でも、不断の挑戦と弛まぬ努力により最後には成就する事もある。

2023年10月に発売されたザ・ビートルズの新曲「Now And Then」は世界中の音楽ファンを歓喜させた。それに伴い、ザ・ビートルズの“赤盤・青盤”もリ・マスターが施され、見違えるほどのサウンドで、60年代初頭に録音されたバンドグルーヴをジャイルズ・マーティンが現代に蘇らせた。

奇しくも時を同じくして日本でも決して聴き逃す事の出来ないリ・マスター盤が、2023年の11月24日に発売された。そう、SPiRiTRiALの『SPiRiTRiAL 2023 edition』である!

SPiRiTRiAL 2023 edition short trailer

2019年に彼らの2ndアルバムとしてBlask-listed Recordsよりリリースされた『SPiRiTRiAL』は日本メロディアスハード史上、屈指の名盤として燦然と光り輝き、産み落とされた。だが、諸般の事情により発売から5年を待たずして廃盤となってしまっていた。コロナ禍中でも勢力的にLIVE活動を続けてきたSPiRiTRiALは、新たに多くのファンを獲得していた。そんな新たなファンでも名盤『SPiRiTRiAL』を入手しづらい状況が続いていたと言えよう。

そんな中、SPiRiTRiALの自主レーベルDiGNiTY Recordsより、大幅なリ・テイク、リ・ミックス、リ・マスターが施され新装発売されたのが『SPiRiTRiAL 2023 edition』なのだ!

この奇跡のリ・マスター盤発売と活動25周年を祝するべく、愚生なりに『SPiRiTRiAL(2019年版)』と『SPiRiTRiAL 2023 edition』聴き比べた感想を述べさせて頂きたい。


「Overture」
今作で新たに加わったオープニングトラック。ラスト楽曲の「Anthem」のメロディにマーチ風のリズムアレンジが加わり、よりアンセム感が表現されている。本作の感動を冒頭から保証してくれる小品かつ逸品のナンバーだ。

「Divide The World」
伊藤氏のベースの音圧は高まり、丸岡氏のギターリフはより鋭利に、それらに絡む勝谷氏のドラムフィルがより鮮明に。3人の呼吸がピタッと合わさったSPiRiTRiALを体現する音像に仕上がっている。また、ボーカルもさらに艶やかに抑揚が施され、迫力ある歌声には熱き魂がみなぎっている。

「Calling」
まず丸岡氏のギターリフがザクザクと迫力を増して聴こえてくる。ドラムもより鮮明なパンチを刻んでいる。効果音としてのSOUND EFFECTやコーラスも細部にわたり聴こえ、音像をよりドラマチックに昇華させている。

「1999」
より情熱的に、感情豊かに、抑揚を表現した導入部のボーカル。一拍長い無音部は息を止めるほどの緊張感をもたらし、“from hereーーー!!!”への爆発が凄味を増している。Aメロにユニゾンの低音コーラスを加えたり、ラストサビのコーラスもより重厚に録り重ねられている。ドラムやベースソロもよりタイトにクリアに聴こえ、顕著に前作からアレンジが変わっている事を体験できる一曲に仕上がっている。

「Sad Ride」
今作のどの楽曲でも顕著なリ・ミックスとして、抜けの良いドラム音がより前面に押し出され気持ちよく響く。ベース音もよりクリアに感じ、聴いているだけで伊藤氏の弦をはじく指の動きが目に見えるようだ。

「My Decision -early version-」
前作では、スペーシーなシンセリフが象徴的なアレンジだったが、今回はベース、ドラム、ギター、すべての音が前面で主張しており、それぞれがとてもクリアに響いている。さらには、スティーブ・ヴァイをも彷彿とさせる丸岡氏のギターソロはよりテクニカルに響く。

「Firefly」
ヘヴィーなイントロから疾走しドライブする彼らの代名詞ともいえるキャッチーなHR楽曲だ。ベースの音圧が増し深みのあるヘヴィネスを体現。リテイクされたボーカルもどこまでもドラマティックに情熱的に。この一曲だけでもSPiRiTRiALの世界水準クオリティ、楽曲力を体験できる極上のサウンド体験ができる。

「夕凪 -Evening Calm- [instrumental]」
ギターの丸岡氏作曲の静謐なインスト曲。効果音含めさらにエモーショナルな音像に。

「She」
リ・テイクされた抒情的なボーカルでさらに丁寧に紡がれる、ある年配女性へのオマージュバラード曲。全体的には静謐な楽曲だが爆発する丸岡氏のギターソロからの展開は、曲想をよりビビッドに表現している。

「Promises」
音の分離が良く聴こえ、一音一音、ドラムやギターのアレンジにそれぞれ意味づけがとれる。各音の存在感が明確に増している。楽曲の持つドラマ性をより高める事に成功している。

「Trail Of Trials [instrumental]」
長尺のインスト楽曲は、SPiRiTRiALの演奏力の高さを改めて証明している。丸岡氏の左右のツインギターのオーケストレイションに、緻密な完成度に改めて度肝を抜かれる。彼らの音像に身をゆだねる心地よさを隅々まで体現した一曲と言えるだろう。

「Anthem」
彼らの脊髄とも言える楽曲では、バックのシンセサイザーの音が、前作よりもクリアに聴こえシンフォニック度合いがさらに増している。コーラスや、ドラムアプローチも、それぞれの音の粒が立っているようだ。この感動的なリ・アレンジを聴くだけでも今作は入手すべきである。

「Firefly -acoustic breeze version-」
ボーナストラックとして収録された一曲。あのヘヴィネス溢れる楽曲が、こんな軽やかに生まれ変わる。彼らのポピュラリティを証明したリ・アレンジである。

※各曲の詳細解説は『SPiRiTRiAL(2019年版)』の商品ページに詳しい。



日本ヘヴィロック界、否、世界の音楽界のマスターピースとも言える『SPiRiTRiAL 2023 edition』は入手困難だった『SPiRiTRiAL』を渇仰する聴衆と、自己の音楽的イデアを拡散し「絶やしてなるものかっ!」との信念に貫かれたSPiRiTRiALの魂の結合が生み出した奇跡とも言えるだろう。

まさに “転んでもただでは起きない” SPiRiTRiALの精神哲学の結晶とも言える作品だ。

この世紀の名盤のリ・マスター作は、現在、ディスクユニオンを中心に各CDショップでフィジカルリリース中。

『SPiRiTRiAL 2023 edition』ディスクユニオン販売ページ(未発表音源CD-R特典あり)
https://diskunion.net/metal/ct/detail/1008744140


▼ディスクユニオン店頭での販促活動の一幕

▼Amazon

https://amzn.to/3wsO9U6

現在、サブスク等の配信はなくフィジカルCDで入手が可能。彼らの貴重なサウンドはCDをハイファイステレオで聴くのが一番適している。

今『SPiRiTRiAL 2023 edition』が手に取れる喜びを噛み締めつつ、究極の進化を遂げた彼らのサウンド世界に身を委ねてみよう。

SPiRiTRiALの音楽には魂があり、明確なビジョンがあり、未来への希望がある。
SPiRiTRiALは音楽ファンを決して裏切らない。
そして、ファン達もSPiRiTRiALを更なる高みに押し上げる。

そんな音楽世界のユートピアを体現し続けてくれるSPiRiTRiALと共に、混沌とした未知なる未来を力強く歩んで行こう!

ともに、穢れぬ歌を歌いながら!!!

▼公式Xアカウント
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▼公式FaceBookページ
https://www.facebook.com/SPiRiTRiAL

2023.11.25
Queen遺伝子探究堂 Varuba

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