QUEENが大好きでアルフィーを聴き込んでない人は、ほんのちょっぴりだけ不幸である。
彼らは自身のオリジナル楽曲の中にクイーンサウンドを消化する形で全く嫌味なく融合をしてしまっている。聴いてすぐわかるクイーン風アレンジなのだが、しっかりとアルフィーサウンドになってしまっているから本当に不思議だ・・・。
クイーン遺伝子探究堂のVarubaが大好きなアルフィー楽曲の中からクイーン風なアレンジの楽曲をここに記しておこう。ここまで日本で成功したバンドで、クイーンサウンドを、堂々を放てるグループも稀有なのだ。
目次
「仮面舞踏会」(1983)
83年発表のオペラティックな楽曲。初期アルフィーではクイーン風を打ち出した珍しい作品。
「For Your Love」(1985)
日中合作映画『孔雀王』の英語テーマ曲。日本語版は「裏切りへの前奏曲」というタイトル。曲調も相当Queen風でキマっている。
「Promised Night」(1992)
サビ部分のアーアーコーラスが、独自のクイーン風アレンジになっている。さらに高見沢先生の名ラブソングとなっている。
「幻夜祭」 (1995)
こちらはクイーンというより、ジャーマンメタル風だが、大仰でクラシカルという意味では初期クイーンを意識している。
「CAN’T STOP LOVE」 (1996)
ブライアン・メイ風ハードロック曲。中間部のアーーアーーー↑↑↑↑↑↑ が、如何にもクイーン風。クラシカルなイントロもすばらしい。
「Nouvelle Vague」 (1998)
この曲を聴かずしてアルフィーを語るなかれ。高見沢先生の架空のフランス革命レジスタンス主義がこれでもかと具現化されている。アンシャンレジウムは崩れ落ちたパワーバランスなのである!!
「Crisis Game」 (1998)
流麗なオーケストラに導かれるアルフィーポップスの王道でありつつ、プログレッシブな中間部はアルフィーサウンドの真骨頂といえよう。クラシカルポップスの王道だ。
「Brave Love」 (1998)
銀河鉄道999のOPだが、中間部のコーラスや、五月雨式なハーモニーは如何にもクイーン風。
「ONE」 (2006)
ここまでわかりやすい形でクイーン風を出したのは珍しい作品。聴いてすぐ「Somebody To Love / 愛にすべてを」とわかるアレンジである。歌詞はアルフィー流の超一流エンカレッジソングである。
「新世界を越えて ~Neo Universe PARTIII」 (2010)
近年のアルバムでも、しっかり彼らのカラーを出しながら、クイーン風を見せてくれている。
「振動α」(2020)
コロナ禍2020年に発表されたシングルJoker -眠らない街-のカップリング曲。現在進行形でここまでの熱量を発揮できるアルフィーという存在にただただ脱帽だ。
「星空のceremony」(2022)
漲る、アルフィー × Queenサウンドの真骨頂!もはやこれはアルフィー以外の何物でもない。アーアーコーラスは独自サンプラーとしてDTM化してほしいほど!半世紀以上の活動で進化を止めないその姿勢に脱帽!!
2024年吉日 Queen遺伝子探究堂 Varuba
「Promised Night」
「On the Border」
これらの曲もQUEENリスペクトですよね