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1991年11月24日、HIV感染症による合併症で亡くなったQueenのフレディ・マーキュリー。30年近い時を経て、今世界ではAI技術によりその歌声を蘇らせようという試みが各所でなされている。しかし、血の通っていないロボットが作りだすフレディの声は、たとえ精緻に再現がされていたとしても、やはり味気がない。
やはり「人間のフレディ声がもっと聴きたい!」と切望しているアナタの為に、全世界中の類い稀なるフレディ声の持ち主たちを、Queen遺伝子探究堂が厳選しご紹介いたします!
目次
マーク・マーテル/Marc Martel(カナダ)
マーク・マーテルはカナダのシンガーで、本家クイーンが企画した公式カヴァーバンド、エクストラヴァガンザの初代ボーカルとしても有名だ。映画ボヘミアン・ラプソディでもその歌声をフレディに似せて披露したことで、多くのクイーンファンが彼の存在を認知するようになった。シルキーで艶やか、伸びのある声質がフレディに酷似している。既に世界的なシンガーに成長している彼には、是非、来日公演をして欲しいと願うばかり。
エマ・カラドソ/Ema Caradoso(アルゼンチン)
アルゼンチン出身のエマ・カラドソは、ナイーブなフレディ声を見事に体現している。伸びのあるシャウトも素晴らしく、フレディの声に限りなく近いレベルでの発声が可能だ。Master Strokeというクイーンコピーバンドも組んでおり、アルゼンチンではアリーナを埋めるほどの集客力を誇っている。是非、日本にも訪れて欲しい逸材だ。
ダビット・ヴァシャクマゼ/DAVIT VASHAKMADZE(ジョージア)
ユーラシア大陸のジョージア在住の彼、まだ10代か20代かと思われるが、TikTokなどで披露している路上ライブでの歌声がフレディそっくりだと今、話題を呼んでいる。きちんとした環境での音源がまだないが、今後世界的に有名になりそうな予感のするシンガーだ。
サルヴォ・ブルーノ/SALVO BRUNO(イタリア)
彼は、イタリアのプロのオペラシンガー。過去にバルセロナの完コピをするなど、クイーン傾倒度が高い。王者然とした後期クイーンのフレディを思いおこすようなステージングと堂々とした発声などは、さすがオペラ歌手とうなってしまうほど。力強くピッチが乱れない発声がフレディを彷彿とさせる。
アンジェロ・パルマッチ/Angelo Palmacci(イタリア)
アンジェロもイタリアのサウンドコンポーザー。ピアノもギターもこなし、声までフレディに酷似している。さらに作曲能力にも長けておりオリジナルのクイーン風ソングをYoutubeチャンネルで発表している多才な人だ。まさに人力のフレディAIに最も近い存在ではないだろうか?
ゲイリー・マレン/Gary Mullen(イギリス)
本国イギリスからは、やはりこの人、ゲイリー・マレンを置いて他にはいない。「永遠の翼」での伸びのあるシャウトは、一瞬脳がバグるほどフレディ声だ。日本のカップヌードルCMのフレディアテレコも担当した事で一躍有名になった。もともとはシステムエンジニアだった彼だが、Gary Mullen & The Worksというトリビュートバンドも結成し、精力的にライブを行っている。日本にも是非来てほしい!!
パブロ・パディン/Pablo Padin(アルゼンチン)
日本にも何度か訪れているアルゼンチンのトリビュートバンド、GOD SAVE THE QUEEN(DIOS SALVE A LA REINA)。ボーカルのパブロは、やはり他のトリビュートバンドとは一線を画すフレディ声の持ち主だ。何より肺腑を抉られたのは、バルセロナのカヴァー名演だ。まさにフレディ・マーキュリーが乗り移ったかのようなパフォーマンスと歌声だった。
・・・以上、Queen遺伝子探究堂がここ数年に耳にした、脅威のフレディ声の持ち主を集めてみた。やはり、人間のオマージュ力や熱量には、まだまだAIは到達できない領域だと感じてしまう。
まだ見ぬ、フレディ・マーキュリーの再来が、世界のどこかに潜んでいるかもしれない。
そう、実は、アナタがそうなのかもしれないっっ!!?
2025年1月10日
Queen遺伝子探究堂
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