【あの人は今】バーンブレイバーン人気とともに小坂由美子の再評価が爆発しているその理由とは?

小坂由美子ーーーこの名前を知っている人は “マニアックな人” という事になりそうな2024年2月現在。

今から32年前、1992年にテレビ東京系で放送が始まったア二メ『宇宙の騎士テッカマンブレード』のOP曲やED曲を、自ら作詞/作曲した小坂由美子という伝説の女性シンガーがいた。

小坂由美子は1970年生まれで、広島県尾道市の出身。高校生時代に友人とバンドを組んだことをきっかけに上京し、音楽活動を本格化させる。天性の歌声と作曲の才能を発揮し、自作曲「REASON」がTVアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』の初代OP楽曲となり、デビューを飾った。

★テッカマンブレードOP曲「REASON」

その後、テッカマンブレード関連で、数多くの自作曲を提供するも、1993年TVアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』放映終了後、目立った活躍もないまま、音楽界からその姿を消した。

1992年『YUMICO』、1993年『Into My Heart』と2枚のオリジナルアルバムを残し当時の一部のアニメファンから絶大なる支持を得たが、引退から現在に至るまで音楽活動の情報はなく、故郷の広島に帰ってしまったのかもしれない。

92年当時は現在のようにSNSもなく、アニソン歌手のブランドも確立していなかった。当時は “早すぎた才能” として、日本の音楽シーンからは黙殺されてしまったのだ。

現在では一部のマニアックな音楽ファンや、アニメファンの心の中にのみ、小坂由美子の歌声は息づいている・・・といった状況と言えるだろう。

ところが、どっこい!

近年、アジア系のYouTubeアニソンシンガー達が、小坂由美子の楽曲をこぞってカヴァーするという、ムーブメントが巻き起こっているのだっ!

この現象は、日本のアニメカルチャーを現在のアジアの若い世代が掘り返し、過去の名曲を歌ってみたという事もあるのだろう。更に、90年代の日本のアニメーションが2000年代に中国などのアジア方面に輸出・放映され、大人気を博していた事にも端を発している(『宇宙の騎士テッカマンブレード』や『天空戦記シュラト』が人気だった模様だ)。

多くの小坂由美子カヴァー動画がアップされているが、中でも白眉なのは、中国人シンガーAyulinのプロダクションで、バック演奏も含めたハイクオリティな動画となっているので、是非とも観て頂きたい!!

★テッカマンブレードED曲「ENERGY OF LOVE」

小坂由美子・本人歌唱

★テッカマンブレード挿入歌「MEDITATION」

小坂由美子・本人歌唱

・・・2024年現在、小坂由美子を再評価するムーブメントが、アジア方面からガンガン押し寄せている現状だ。現在のYouTube系アニソンシンガーの歌唱と、小坂由美子本人の歌を聴き比べても、その歌唱力・表現力に匹敵する才能は未だに出現していないとさえ感じてしまう。

今日、健在であれば50代になっている小坂由美子。もしも願いが叶うのならば「ご本人の歌唱にて、その美声をもう一度聴きたい!」というのが、多くのファンの偽らざる胸中ではないだろうか?

小坂由美子の「REASON」がテーマ曲となった『宇宙の騎士テッカマンブレード』のOPアニメは、現在TBS系で絶賛放映中で話題沸騰のアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』の大張正己監督が手掛けた作品である。この『勇気爆発バーンブレイバーン』の爆発的な人気を契機とし『宇宙の騎士テッカマンブレード』と小坂由美子の再評価が、日本国内で巻き起こる事は、まー、間違いはないだろうっ!

2024年、国内外から巻き起こる小坂由美子の再評価の波に乗って、もう一度、彼女が音楽シーンに戻ってくる奇跡が起きる事を、YouもMeも祈らずにはいられないっ!

ボルテッカァァァァアアァァァア!!

2024年吉日
Queen遺伝子探究堂

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