アニソンがプログレ新時代を迎えようとしている。
古来(80年代!)より、キースエマーソンがアニメ映画『幻魔大戦』を書き下ろしたり、
ジョジョのエンディングにYesが起用されたり、
菅野よう子や、JAシーザー、ZABADAK、の面々がプログレ世界とアニメ業界との手綱を繋いできた。
しかし、ここ数年は全く新しい、新時代の電波的ソング×プログレのようなアニソンが多く誕生している。ポップでヒット要素があり、尚且つプログレで、そして何よりもアニソン以外の何物でもないのだ。
大ヒットしたアニメ『けものフレンズ』の主題歌「ようこそジャパリパークへ」は耳に新しいが、大石昌良というコンポーザーにより生み出された。
これまで、JPOPの畑で活躍してきた大石は、谷山浩子とのデュエットや、ジェリーフィッシュに影響を受けたポップサウンドでポップマニアから定評を集めていた。
そんな彼のアニソン挑戦曲はいきなりの大ヒットとなったのだ。
また『ひなこのーと』のOP「あ・え・い・う・え・お・あお!!」は、その変拍子やシアトリカルな作風がコンパクトなプログレとなっている。こちらは松浦勇気という若手のコンポーザーのようだ。
フルバージョンでは “ママミア、レミゴー” と、ボヘミアンラプソディ的な掛け声も入っている!
近年は、これらの超融合型の新時代アニソンプログレが生み出されているので、今後も業界やサウンドクリエイターからますます目が離せまい!!!
2017年5月吉日
Queen遺伝子探究堂