serial TV drama
serial TV drama という期待の新星が2012年3月4日で解散してしまった。
サウンドは最近の日本のロックとしては超骨太。
MY CHEMICAL ROMANCE系のヘビネスにキャッチーさを兼ね備えたギターサウンドで、クイーン直系のコーラスワークも聴かせまくる稀有な存在だった。
楽曲の完成度とアレンジ力はとても高くジャーニーなどのアメリカンロックレジェンド的なアプローチありアグレッシブなギターリフと丁寧なコーラスワークが日本ロックシーンの新たな地平をおおいに感じさせてくれた。
このバンドは二人の強力なボーカルを生んだ。
伊藤 文暁 (2004年~2010年)
「SPACE OPERA」で聴かれるような力強いボーカルが特徴だ。
鴇崎 智史 (2010年~2012年)
「ユニコーンの角」のようなポップでエキセントリックなイメージで伊藤よりはナイーヴな感覚だ。
・・日本のクイーン風サウンドと言えば潤沢な資金があるアニソンスタジオでのサウンドクリエイター達の活躍が目覚ましかったが、パーマネントなバンド形態として直球勝負をするアーティストの登場に胸を躍らせていたが、serial TV drama のような才能あるバンドが解散してしまったのは残念でならない。
紆余曲折を経てserial TV dramaに2012年に解散してしまったわけだが、
発展形のバンドT.S.R.T.Sも 鴇崎を筆頭にserial TV dramaサウンドを継承している。
是非、個々のソロ活動も含めて今後もクイーンに肉薄する高度でハイテンションな新世代サウンドを生み出して欲しいと願うばかりだ。
大石 昌良
という若手、ポップサウンドクリエイターが、2013年初頭にアルバム『マジカルミュージックツアー』中からシングルカットされた「おはよう」というジェリーフィッシュかはたまた、Roger Joseph Manning, Jr.かと耳を疑う楽曲を繰り出してくれた。
とにかく、歯切れよいリズムと、ミニオペラ風サウンドが最高に楽しくなる一曲だ。
元ジェリーフィッシュのRoger Joseph Manning, Jr.の「Love’s Never Half As Good」をオマージュしているのは一聴すればポップマニア諸氏ならお分かりいただけるだろう。
・・・自然体のミュージシャンがそのままの若き感性でクイーンのような王道ロックサウンドを、古臭さを抜き去りリリースしている昨今、日本のクイーン遺伝子業界はまだまだ明るいと見る。
若い、真っ向勝負のバンドサウンドで大成功をおさめるクイーンライクなグループの登場を、心から待ちわびているのであるっ!!!!
2013年
ピュアクイーン遺伝子キャプテン
VARUBA
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