70年代にハイファイなサザンロックサウンドを創出し、すかんちファンやRollyファンにお馴染みの、あんぜんバンドは二枚のアルバムと、一枚のライブアルバムを残し解散してしまった。
彼らのサウンドは、アメリカンな乾いたリズムギターを基調としながら、英国的なスペーシーな広がりを保ち、日本的な憂いや、田園風景がひろがるようなリリカルな歌詞内容までもくみあわせた、不思議なエクスペリメンタルサウンドを特徴としていた。
近年(というか、すかんち時代からずっと)Rollyは事ある事にカヴァーをし、彼らへの情愛とリスペクトを表現し続けている。
・・・というわけで、ネット上に存在しているあんぜんバンドの曲 + Rollyがカバーした音源などを集めてみようという試みです。
◆けだるい ⇒ 1st 『A』の一曲目。小気味よいリズムギターがたまらない。
またこのすかんち再結成ライブでは、故小川文明と故ドクター田中がキーボードを演奏している。
◆怒りをこめて ⇒ こちらも1st収録の楽曲。ローリーの日本ロックのカバーアルバム『Rolly’s Rock Circus』でもカヴァーをしている。
このカヴァーのスタジオバージョンはROLLYの『鋼鉄のハードロッカー』に収録されている。
◆おはよう ⇒ こちらは、2nd『ふしぎなたび』収録の楽曲。日本の都会の朝の情景が、見事に映し出されている。
◆偉大なる可能性 ⇒ クニ河内がプロデュースした、新宿警察のテーマとして有名な一曲だ。
以下は、あんぜんバンドの「偉大なる可能性」と、すかんちの「時間の言葉」のオマージュ箇所をピックアップしたモノ。同時再生をし、ふしぎなミッシングリンクを堪能し、ぜひとも“果てしない宇宙”を駆け抜けてみてほい。
▼Go!! 同時再生!!
・・・以上、少しでも彼らのサウンド宇宙を感じて頂く事が出来れば、此れ幸いでございます。
▼あんぜんバンドの経歴を簡単に紹介
1971年に相沢民夫(g)を中心に結成。75年にファースト・アルバム『アルバムA』を発表。
76年にセカンド・アルバム『あんぜんバンドのふしぎなたび』をリリース。
高い評価を得たが解散。
↓ ホームページ
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