【2024年第四弾】The Bargains「そんな国の誰かもリピしているかもしれない」が配信されたので解説するかもしれない!

デビュー25周年のアニバーサリーイヤーを寿ぐ世界最小のブリティッシュ・ロックバンドThe Bargains。今年2024年は、3曲入りシングルを矢継ぎ早にリリースして来た。

第一弾 『Groovy』(1月)
第二弾 『Sister Julia』(4月)
第三弾 『Queen』(6月)

がすでにリリースされ
第四弾『そんな国の誰かもリピしているかもしれない』
が、めでたく11月13日配信リリースとなった!!

▼各ダウンロード購入
配信は以下URLより
https://big-up.style/xFg3t3Fasr

これら各配信曲は、明年(2025年)にリリースされる3rdアルバム『Bargains3(仮)』に収録予定だ。2001年の2nd『Bargains2』から実に24年ぶりとなる最新アルバムには、まだ見ぬマテリアルも収録されるとの事で、四半世紀のあいだ、首を長くして待ち続けたファンにとっては、何よりの福音に他ならない。

3rdアルバム『Bargains3(仮)』

「そんな国の誰かもリピしているかもしれない」

こちらはすでにライブでの定番曲。“ズンズンチャ・ズンズンチャ”と、ライブ会場が一体となり盛り上がるリズムをザ・バーゲンズがつい最近発見し創りあげた、まったくロック・ユーな楽曲なのだ!
Youtube上のいきなりステージでは2023年の暮れにパフォーマンスがアップされている。曲のテーマは不安な国際情勢を背景に、音楽には国籍も分断も戦争も乗り越える力が宿っていると改めて歌われる。全てが形骸化した2024年に、Don’t Stop The Musicと叫ぶ意味は、実は深くて重い。

個人的にはQUEEN(!)もさることながら、KINKSの75年の名盤『ソープ・オペラ』収録の「You Can’t Stop the Music」を想起してしまう。市井の人々皆がスターだと歌われるブリティッシュポップ名曲。英国トラジコメディの大先輩レイ・デイヴィス先生の世界観を、日本で展開している気骨あるバンドがザ・バーゲンズに他ならない!

cw「スーツケースはいらない」

カップリング曲の「スーツケースはいらない」は今から3年前の2021年。コロナ禍の真っただ中にいきなりステージで発表された。まさに世界中がロックダウンで気軽に旅に行くことも出来なかった時期に、あれこれ考える前にTシャツでフラリと旅に出かける自由さを渇仰する楽曲だ。窮屈になって身動きが取れなくなってしまっている、すべての大人に捧げるバーゲンズ流の応援歌でもある。
レコーディングされた曲では、イントロのメロトロン風ボコーダーや、中間部のストリングスは、三宅氏のアラン・パーソンズ(Meets クリス・レインボウ)をも彷彿とさせるマジカルミステリーな名アレンジになっている。

cw「Hometown」

3曲目の「Hometown」は、これまで未発表の新曲と思われる。まさに年の瀬にぴったり、雪の日に暖炉の前でロッキンチェアに座りながら、毛糸のセーターを編みながら聴きたい楽曲No1だ。
歌詞内容はノスタルジアで、自身の “わがまま気ままなジンセイ” の越し方をしみじみと味わいたくなる。年末の里帰りの際に、故郷の大切な人々を思い起こしながら聴くのもまた一興だ。
エンディングを飾る曲としては、ビートルズの「Good Night」や、ユニコーン「雪が降る町」にも勝るとも劣らない胸アツ楽曲。ラジオボイスはクラトゥのような往年のマジカルポップを彷彿とさせる。

3rdアルバム・レコ発ワンマンショー!!

そして、来る2025年の2月8日には、待望の3rdアルバム『Bargains3(仮)』の発売記念ワンマンショーが、東新宿の真昼の月・夜の太陽で開催される!!旦那と社長を質に入れてでも、馳せ参じたいワンマンショーだ!

待てば海路の日和あり!

さあ、漕ぎ出そうぜ世界の海へ!!

ザ・バーゲンズを聴きながらッ!!!

2024年12月吉日
Queen遺伝子探究堂 Varuba


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