2024年にデビュー25周年を迎えたThe Bargains。世界最小のお茶の間ブリティッシュ・ロックバンドとして数々の名曲・名演を残してきたお二人だが、今年の怒涛の勢いはとどまる事を知らない。1月に第一弾シングル「Groovy」が配信リリースされ、歓喜にジェントリー・ウィープス(むせび泣き)していたのも束の間、第二弾シングルとなる「Sister Julia」(c/w「ヒノマル」「Sign of love」)が4月に配信リリースされた!
ホワイル・マイ・ギタ―――(゚∀゚)―――!!
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「Sister Julia」
この楽曲は、2020年10月コロナ禍の真っただ中、家ライブ企画《いきなりステージ》で初出しした曲だ。「真実はルールの外」という、禁断の恋に身悶えるシスターの物語を、情感たっぷり歌い上げている。
その後、ライブでの定番曲となり、対バン形式のステージでも必ずと言っていいほどセトリに入るキラーチューンに成長。満を持して正式リリースの運びとなった。個人的にはバングルスの大ヒット曲「Eternal Flame」に匹敵するバーニング名曲だと思っています。
レコーディングされたサウンドは、静謐でキレの良いアコースティックギターと、爆発するサビのドライブ感との対比が何とも素晴らしい一曲になっている。聴き所はベースラインで、三宅氏のマジカルなアレンジの妙が聴ける。無論、田島氏のギザギザとした魂の叫びも、聴き手の胸に直角で突き刺さる(たまらず創ってしまったTikTok動画も配信中でつ!)
「ヒノマル」
こちらの曲も2020年5月ごろの《いきなりステージ》で初披露となった楽曲。その名の通り市井の日本人の日常を綴った、バーゲンズの代名詞「ジンセイ」にも通じる応援ソングだ。
レコーディングされたサウンドは、ジャジーな匂いを漂わしつつ、心温まるハートウォーミングなアレンジになっている。いきなりステージではスマホアプリのムーグシンセの間奏が印象的だったが、ギターソロやフランス語っぽい語りに置き換わり、都会的なサウンドに生まれ変わっている。都会的なサウンドとお茶漬けや白いコメと味噌汁といったワードの対比が何とも面白い。
「Sign of love」
こちらは、筆者の記憶が正しければ今回初お目見えとなった楽曲(これまでライブ等で温められていたら失礼💦)オリエンタルなメロディラインの楽曲で、夢見心地のサウンドスケープだ。Aメロが2002年にザ・バーゲンズが山下久美子に提供した名バラード「恋が死ぬ」の一節にも通じる美メロ感。歌詞をよく見るとSF的な世界観も感じ、この世の無常を現したような宇宙的なラブソングになっている。不思議と繰り返し聴きたくなってしまい、聴くほどに味わいが深くなる沼ソングと言っていいだろう。
・・・今後、第三弾のシングルリリースも控えているというので、もうドキドキが止まらない!!2024年は、まだまだ、ザ・バーゲンズの音宇宙に浸れる最高の一年となりそうだっ!!!
ホワイル・マイ・ギタ―――(゚∀゚)―――!!
2024年4月吉日
Queen遺伝子探究堂
Varuba
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