【Rolly論】血肉から湧き出でるマッシュアップの天才。


2014年現在、Rollyの活躍には目を見張るモノがある。

1996年のすかんち活動休止から、独自のエンターテイナーの路線を歩み始め、ミュージカル俳優、映画役者、プロデューサー、サポートギタリスト、俳優、タレント業と、ありとあらゆるメディアで、道化師として自身を、表現しつづけた。

近年は、シャンソン歌謡にも力を入れ、ライザミネリ的フレディ・マーキュリー世界への没頭を強めて行き、出自のメタ・ロック路線が、若干薄れてきたと思ったのも束の間、

すかんち再始動や、卍の結成、グラムロック歌謡など、 ニッチでキッチュでマニアックなオカマロックンロール野郎としてのエネルギーを放出してくれて、好事家のファン達に福音をもたらしてくれた。

そんな中、ROLLYのキャリアの中でも、相当にエポックメイキングなのが、谷山浩子との共作アルバム『からくり人形楽団』だ。

この異色のコラボレーションを聴いて、その才能に感嘆すると共に、ROLLYは、オリジナルで何かを創り出す、というよりも、マッシュアップの天才、という事に、改めて気がつかされた。

道化師としてのRolly、
ギタリストとしてのRolly、
も魅力的だが、
マッシュアップの天才Rolly、
という観点で見てみると、
氏の特異な才能が、更に浮き彫りになるのではないだろうか?

以下、すかんち時代のマッシュアップ例として。

「恋するマリールー」では・・

The Raspberries「Play On」とQueenの「Now I’m Here」の マッシュアップ作品だ

※曲そのものはPlay Onを使いつつ、ギターのリフやコーラスアレンジをNow I’m Hereを自然にくみこんでいる。

“Play On” The Raspberries

+ “Now I’m Here”  Queen

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「お前は俺のもの」では・・

AMEN CORNER「IF PARADISE IS HALF AS NICE」とPaper Lace 「Billy don’t be a Hero」をマッシュアップ

※全体はAMEN CORNERで、サビはPaper Lace。全体的にソリッドなハードロックに仕立てている。

“IF PARADISE IS HALF AS NICE”  AMEN CORNER  

+ “Billy don’t be a Her”  Paper Lace  

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・・・その他、一曲そのものを、日本語アレンジに組み替えた楽曲も多く存在する!!
(決してパクリではなく、リスペクトの結晶なのだ!!)

「顔のない目」では・・

“Gamblin’ Bar Room Blues” Sensational Alex Harvey Band

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「恋は最後のフェアリーテール」では・・

“Romeo”  Mr Big

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「ハッピーウェディング」では・・

“Happy In The Lord”  Stackridge

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・・・・と、ごくごく一例を上げただけでも、Rollyの中に蓄積されたコードの似ている曲を、合体させたり、または元曲のコードそのままを使いながらも、ソリッドでかっこいいアレンジに産み変えて、オリジナルを創っている事に気がつく。

Rolly作品のこうした作風は、古今のロックレジェンド達へのオマージュに彩られており、元ネタを広く喧伝したいという流布の精神が宿っている。世に言うパクリの連中は、元ネタを隠して自身のオリジナルかのように見せ、自身の私服を肥やす輩なのだが、そういう輩とは一線を画している。

たとえば、ヒップホップ界のBeckが、いろんなレコードをサンプリングしてオリジナルを創るような感覚の、もっともっと血肉から出てくるようなモノに近いのではないだろうか???

ともあれ、Rollyの、この類まれるマッシュアップの才能を如何なく発揮し続け、更に多くの名アレンジを生み落とし続けて欲しいと願うばかりなのである!!!!!!!

2014年某日 クイーン遺伝子Varuba

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