貴婦人と一角獣( La Dame à la licorne)展を見てきた。
15世紀末のフランスのお城に飾れらていた、巨大なタペストリーの数々で、その名の通り、貴婦人と一角獣、獅子や鳥獣が緻密に織られています。何より、そのクラシカルでバロック、フォークロアな世界観に魅了された訳ですが、この世界観を体現するプログレッシヴな音楽が自身の頭には流れておりました。
例えば、ジャーマンメタルの雄、ラプソディのその名も、
Forest Of Unicorns / Rhapsody
ラテン民族のフォークロアを体現する、素晴らしい楽曲です。
その他には、オランダのジャズロックバンド、フォーカスの
House Of The King / Focus
こちらも、ラテンフォーククロアを体現する良い楽曲です。
極めつけは、ブリティッシュフォークのジョン・レンボーンが1970年発表したアルバム
『The Lady And The Unicorn』/ John Renbourn
は、まさにこのタペストリーにインスパイアされた白物。今回の展示と合わせて楽しむ事が出来る一枚です。
ジョン・レンボーンは、ブリティッシュフォーク・トラディショナルの側面から、捉え直している節もあり、フランス~ドイツ~オランダ系のラテン民族のフォークロアの方が、より、今回の貴婦人と一角獣( La Dame à la licorne)の世界観とはマッチするのかなと感じています。
まだまだ、イタリアなどラテン民族のフォークロア楽曲に良いものがありそうなので、引き続き探究をして行きたいと思いました。
2013.05.05 Varuba