奇跡のJapan British Rock名盤『ヒミツの宇宙旅行』~内田稔の作曲功績~


1999年に、Strange Days LabelよりRui’s Hipslips /『Secret Adventure(ヒミツの宇宙旅行)』というアルバムが発売された。

このアルバムは現在“ROLLY & GlimRockers”や“ももクロ”をはじめ、様々なアイドルの楽曲アレンジを手がけるサウンド・コンポーザー永井ルイのプロジェクト・ユニットとして、当時発売されたものである。

Strange Days誌を愛読している、パイロット、バッドフィンガー、ELO、クイーンなどが好きな70年代ポップフリークにとっては、超絶ストライクなサウンドアレンジと楽曲がぎっしりつまった名盤中の名盤。ジャパニーズ・ブリティッシュ・ロック史上(なんて言葉があるかどうか定かではないが・・)類を見ない作品なので、まだ聴いた事のない方は、明日にでもレコード屋を猛追するか、amazonでポチって頂きたい。

『Secret Adventure(ヒミツの宇宙旅行)』は、マッカートニーライクなベースラインと、ELO風味なコーラスアレンジを得意とする永井ルイ特有の豊潤なサウンドも魅力だが、何よりもパイロットやエリックカルメン、10CC的なメロディラインそのものの素晴らしさと、ハートウォーミングなVoが何よりも際立っていた。

ふと、クレジットをよくよく見てみると“Mucic By Minoru Uchida”と書かれており、大半の作曲とVoを彼が担っていた事がわかる。

この“ Minoru Uchida”こそ、今から15年ほど前に千葉を中心に活動をしていた、パワーポップバンド“Venus and Mars”の内田稔その人でなのである。

(Venus and Marsの詳しくはコチラ 千葉の奇跡のパワーポッパー

現在、サウンドアレンジャー・コンポーザーとしての永井ルイの音楽界での評価・活躍には、枚挙に暇がなく、盟友Rollyと共に多くのフィールドに活躍の幅を広げている。

そんな永井ルイと、15年前に奇跡の名盤『Secret Adventure(ヒミツの宇宙旅行)』を作り上げた、内田稔の楽曲センスを、ここで改めて浮き彫りにしておきたいと思います。

――以下、内田氏作曲・Vo曲に沿って。

▼何十回でも連続で聴けるポップなメロディ・温かなハイトーンボイス・何度でも聴ける捻りの効いた展開。この一曲だけでも世界中のポップフリークをも打ちのめす力がある。
「A.D.1969」
作詞 永井ルイ・内田稔
作曲 内田稔
歌 内田稔

▼パイロットを彷彿とさせるメロディが素晴らしいこの曲。素晴らしくビートリーでありながら懐古趣味でない斬新な楽曲。
“言いたいなホントの僕の正体♪”と歌うのは内田氏。
「悲しき変身」
作詞 永井ルイ
作曲 内田稔・永井ルイ
歌 内田稔・永井ルイ

▼イントロがQueen&Rolly風でポップフリークをニヤリとさせる永井ルイ氏のアレンジ。恐ろしいほどにポップなメロディは内田稔氏の作曲。
サビ部分のハイトーンなボーカルは内田氏の声で“必ず気づいてくれるはずさ大切な事に未来をいつもいつまでも♪”と。
「夢ある楽園」
作詞 永井ルイ・内田稔
作曲 内田稔
歌 内田稔・永井ルイ

▼日本のエリックカルメンと言っても過言ではない名バラード。
ウォーム/力強いシャウトまでVoとして力量を遺憾なく発揮したサウンド。ファルセットがこんなにロックしているポップシンガーは日本にはいない。
「A.D.2969」
作詞 内田稔・永井ルイ
作曲 内田稔・永井ルイ
歌 内田稔

・・・以上の4曲が内田稔氏が関わった作品である。

数多POP名盤を聴いては来たが、これらの輝きある楽曲センスを超えるモノには、なかなかお目にかかれない。
内田氏の作品には、音楽の持っているピュアで原始的な感動が宿っていると感じてやまない。

いち音楽ファンとして、内田稔氏の才能をこのまま眠らせて置くのは世界音楽界の貴重な遺産の損失であると断言しておきたい。

iTunes:永井ルイズヒップスリップス
https://itunes.apple.com/jp/artist/yong-jingruizuhippusurippusu/id363045810

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